【全部知ってますか?】ムダの種類は7つもあります

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「ムダをなくせ!!」と言われてもいろんなムダがあるしな、、、。ムダの種類ってどんな種類があるの?

そんな疑問にお答えします。

☑️記事の内容

  1. 【全部知っていますか?】ムダの種類は7つもあります
  2. 7つのムダに対するムダ取り方法
  3. なぜムダは悪いのか?

私は自動車メーカーの工場で改善活動の指導を10年以上行ってきました。実績を金額に換算すると1億円以上の改善を行なってきたいわゆる改善のプロです。

そんな私が解説します。

【全部知っていますか?】ムダの種類は7つもあります

ムダは7つあります。以下の通りです。

  1. 加工のムダ
  2. 在庫のムダ
  3. 造り過ぎののムダ
  4. 手待ちのムダ
  5. 動作のムダ
  6. 運搬のムダ
  7. 不良・手直しのムダ

それぞれを解説していきます。

加工のムダ

加工とは機械加工、溶接作業、仕上げ作業、検査作業等のことです。

加工のムダとは標準が決まっていないことによる必要以上の仕上げ作業や不要な検査等が該当します。

梱包になんとなくテープを5箇所貼っている(標準で3箇所と決めれば2箇所ムダだったことになります)

外観検査の手順が完了した後、もう一度全体を見直している(外観検査時に正しく検査できていれば過剰な検査でムダです)

といったムダです。

見つけるコツは、従来の方法を本当に必要なのか検討することです。

今までの考え方や方法から離れることで見えてくるムダがあります。

在庫のムダ

在庫とは材料、部品、仕掛品、完成品など全てが対象で加工や取引等の目的に備えて物があることです。

在庫のムダとは、在庫にはそこにある目的(理由)が必要であり、なぜあるのか?が説明できない在庫のことです。

見つけるコツは、在庫の流れをを一つひとつ確認していくことです。在庫のムダから他のムダが見えてくることもあります。

造り過ぎのムダ

造り過ぎとは製品等を必要以上に造りすぎている状態です。

造り過ぎのムダとは必要量ー生産量で把握できます。

不良率にもよりますが、基本的には必要量だけ作ることがムダのない状態です。

見つけるコツは必要量ー生産量です。そより多ければ造り過ぎです。

造り過ぎのムダは在庫のムダや動作のムダ、運搬のムダ、等の他のムダを生み出したり、手待ちのムダを見えなくしている場合が多いです。

手待ちのムダ

手待ちとは作業がなくててが空いている状態です。

手待ちのムダとは作業することがなく、手が作業を待っている状態のことです。

見つけるコツは作業の標準を決め、それに沿って作業を観察することです。

なぜなら手待ちは作業者の作業スピードの調整によって隠れてしまうからです。

動作のムダ

動作とは探す、しゃがむ、振り向く、調べる、はんだんするなどの人の動きのことです。

動作のムダとは人の動きの中で価値を生んでいない動作のことです。

ここでの価値は顧客や最終利用者のユーザーにとって利益のあることです。

見つけるコツは何が価値を生む作業なのかについてしっかり考えて現場を観察することです。

会社の情報伝達のための伝票、次の作業のための下準備なども顧客等にとっては価値がないことを理解しましょう。

運搬のムダ

運搬とは物などをある地点から目的の地点まで運ぶことです。

運搬のムダとは必要以上に物を運ぶこと等により発生する仮置きや積み替えなどのことです。

見つけるコツは運搬作業がスムーズに行われているかを観察します。仮置き台などが設置してある場合はm、明らかな運搬のムダが発生しているはずです。

手直し・不良のムダ

手直しとは不良品を良品となるように手を加えることです。

不良とは製品が定められた検査基準に到達していない状態のことです。

手直し・不良のムダとは不良品を廃棄する、造り直す、手直しする事を言います。

見つけるコツは検査後のNG状況や、工程内での手直し状況の確認をすることです。

特に工程内での手直しは表面に出てこないことも多いので注意しましょう。

7つのムダに対するムダ取り方法

7つムダに共通するムダ取り法は2つあります。

  1. 明らかなムダから取りかかる 
  2. 基準をつくりムダをあぶり出す

この2つを行うことで表に出ているムダと隠れているムダのムダ取りが行えます。

ムダの反対は価値です。自分の組織と顧客の関係から考えるとムダと価値の分類は4つになります。

  1. 組織に価値である、顧客に価値である →表に出ている価値
  2. 組織にムダである、顧客に価値である →隠れている価値
  3. 組織にムダである、顧客にムダである →表に出ているムダ
  4. 組織に価値である、顧客にムダである →隠れているムダ

つまり、この2つのムダとり方法で全てのムダがカバーできるという事です。

まずは表に出ているムダから取り組みましょう。

なぜなら基準を作る時にみえるムダが残っていると、基準にムダが混ざってしまう事があるからです。

なぜムダは悪いのか?

ムダがあると企業の競争力の低下につながるから悪いとされています。

ちょっとのムダぐらいいいじゃん、、、。ムダとりしてもお客さんは気づかないし、、、。と思う気持ちありますよね。

確かにムダとりをしても顧客が気づくことはありません。

しかし、ムダとりによって生まれて経営資源(ヒト、モノ、カネ)は新しい商品開発や製品の品質向上等に向ける事ができます。

このような活動の積み重ねで企業の競争力は向上するのです。

グローバル化し世界中と競争しなければいけない現代にとって顧客に価値を生まないムダを放置することは企業の競争力を停滞させることになります。

ですので企業の競争力の低下を防ぐためにムダとりは必要なのです。

まとめ

記事のまとめです。

  1. ムダは全部で7つある
    1. 加工のムダ
    2. 在庫のムダ
    3. 造り過ぎののムダ
    4. 手待ちのムダ
    5. 動作のムダ
    6. 運搬のムダ
    7. 不良・手直しのムダ
  2. ムダ取りの方法は2つだけ
    1. 明らかなムダから取りかかる 
    2. 基準をつくりムダをあぶり出す
  3. ムダを取らないと企業価値が下がります

ムダについて解説しました。

7つのムダについて覚える事ができたでしょうか?

ムダに気づきムダ取りをすることで企業は強くなります。

企業が強くなると当然給与や賞与に反映されてきます。

自身の収入のためにもムダ取りを積極的に行ってきましょう。