品質意識を向上させるために必要なこと

改善
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品質意識を向上させたいなぁ、、、・

いけだ
いけだ

部下を持つ人に多い「品質意識の向上」に関する悩み。その悩みの解決をお手伝いします。

☑記事の内容

  1. 品質の重要性を再確認
  2. 現場責任者が品質意識を高めるためにすること
  3. 品質意識向上の活動とは何をする?

自動車メーカー工場で改善活動の指導・教育を10年以上行ってきたプロが解説します。

この記事を読むことで、部下やメンバーの品質意識を向上させるために具体的なアクションプランが明確になります。

品質の重要性を再確認

まずは目的の共有で、品質の重要性を再確認していきます。

品質は、なぜ重要なのでしょうか?

それは「競争力の源泉」だからです。

「日本製」や「国内生産」と表示された商品を見かけると自然と「品質がよいのだろうな、、、。」と感じるはずです。

いけだ
いけだ

やっぱり「日本製」や「日本産」を選ぶ人が多いですよね。

日本でモノづくりを行っている以上、高品質は当たり前に求められる項目です。様々なものが輸入され販売されている世の中では今まで以上に競争力の源泉となっているのです。

ここで、誤解のないように伝えると「品質は競争力」ではなく、「競争力の源泉」であるということです。

高品質だから製品が選ばれていた時代であれば「品質は競争力」となっていました。しかし、現代社会においては品質は製品の高付加価値化の基礎であり、前提条件であるという位置づけです。

製品の高付加価値化による競争力の基礎であるから「競争力の源泉」であるのです。品質は良くて当たり前、欠けていたら大問題と理解する必要があります。

他社とは差別化された、顧客から選ばれる高付加価値製品を市場へ提供するためにも源泉としての品質が需要となってくるのです。

現場責任者が品質意識を高めるためにすること

品質意識の向上は現場責任者にとっては極めて重要な項目であるのですが、なかなか理解してもらえません。

部下やメンバーの意識向上が必要なのだけどなかなか、、、難しい。

現場メンバーなどに品質意識の向上を促すために行うべきことが2つあります。

  1. 心へ訴えかけること
  2. 頭へ訴えかけること

心へ訴えかけること

心へ訴えかけることとは「感情」に働きかけるということです。

「感動」という言葉があるように感情が動くと人の意識は変化するものです。

現場にとっての品質とは何か?についての想いを繰り返し、熱く語る必要があります。

繰り返し、情熱を持って語ることでその熱い想いが現場メンバーの「感情」に働きかけます。

いけだ
いけだ

精神論だけど「熱い思い」は伝わるもの、逆に品質への思いが低いとメンバーや部下に伝わります。

頭へ訴えかけること

頭へ訴えかけるということは「理性」に働きかけるということです。

現場メンバーの「得」になる事を訴えかけ、実感させることで頭で納得できるものです。

「品質向上により仕事が楽になった」「不良の廃棄が減りボーナス査定が上がった」「仕事の仕組みが変わり考え方が変化した」などです。

具体的な成果で「得」になると「理性」的に品質が高いということは良いことだと判断でき、行動につながるようになります。

いけだ
いけだ

具体的な「メリット」を提示することで行動のきっかけを作っていきましょう。

品質意識向上の活動とは何をする?

現場監督者として品質の向上に日々行うべきことがあります。

  1. 作業者意見をの取り入れた作業標準の制定によりルールの厳守を促進する
  2. 最適な人員配置により技能不足による不良発生の抑制
  3. 作業者に合わせた適切な直接指導
  4. 品質実態に関する定量的な評価と真因追及
  5. 作業の継続的な改善

など様々行うべきことがあります。

いけだ
いけだ

監督者として日々、継続すべき行動です。

しかし、実際に品質意識向上を向上させるためには日常業務に加えて具体的な活動が必要です。

そこで具体的に行うべき活動をピックアップしました。

  1. 品質の重要性を意識させるための社内イベントの開催
  2. 社内で発生した品質問題の周知
  3. クレーム発生時における顧客の声の共有
  4. 顧客の喜び(褒め)の声の共有
  5. 他部門を含めた品質クレームの実例、真因の共有
  6. 社外イベントへの参加(異業種交流会やセミナーなど)
  7. 資格取得の奨励と適切な教育訓練の実施

品質の重要性を意識させるための社内イベントの開催

社内で品質の重要性を意識させるためのイベントを開催します。

意図的に業務の中に品質について考える時間を確保します。過去クレームに対してディスカッションを行ったりするケースが多いです。

過去のクレームや品質問題に対してメンバー同士で話し合い、対策案を検討したりします。メンバーの技能によってがオブザーバーが参加し補助を行います。

社内で発生した品質問題の周知

社内で発生している品質問題について周知します。朝礼で取り入れる場合が多いです。

他部署や他工程の品質問題について知ることで自分の作業や工程に活かせないか?と考えてもらいます。また、同様の不良が発生しやすいと考えられる場合はメンバーを補助する形で改善を行います。

クレーム発生時における顧客の声の共有

クレーム発生時における顧客の声を現場へもしっかりと共有します。

自分たちが行っている作業の品質が顧客に対してどのような価値があり、その品質が損なわれるとどのような影響があるのかを考え、感じるきっかけとします。

顧客の喜び(褒め)の声の共有

クレームだけでなく喜びや褒めといった顧客の声も共有します。

品質を高めるためのモチベーションとなりますし、作業への誇りを感じれるようになります。

他部門を含めた品質クレームの実例、真因の共有

品質クレームの実例とその真因を共有します。

知識として知っておくことで、自分たちの職場や工程に同じようなことが発生することはないのか?と考えるための基礎となります。

初期の段階では監督者によるフォローにより同様の不具合発生がないか工程点検などを促します。

社外イベントへの参加(異業種交流会やセミナーなど)

会社が変わると品質への取り組みや意識は違うものです。

社外イベントへの参加を行い意識のアップデートや気づきを得るきっかけとします。

主にリーダークラスに参加してもらいます。

資格取得の奨励と適切な教育訓練の実施

資格や教育訓練を通じて適切な品質の知識を身に着けます。

良し悪しの判断基準はもちろん、原理原則や品質管理における考え方などを学びます。

このような具体的な活動を行い品質意識を向上させていきます。

まとめ

記事のまとめです。

  1. 品質は「競争力の源泉」としてよくて当たり前である
  2. 現場責任者が品質意識を高めるために行うこと
    1. 心へ訴えかけることで「感動」を起こす
    2. 頭へ訴えかけること「理性」を刺激する
  3. 品質意識向上には具体的な活動が必要

品質意識の向上について解説しました。

作業メンバー自ら品質の重要性を理解し作業に責任と誇りを持つことが目標です。

監督者として積極的に情熱をもって働きかけていきましょう。