【TPM 1】TPMについて理解を深めよう

TPM
Diverse people stacking hands together

TPMについて詳しくなりたいな、、、。

そんな疑問にお答えします。

☑記事の内容

TPMの心得 第1回

私は自動車メーカーの工場で改善活動の指導を10年以上行ってきました。実績を金額に換算すると1億円以上の改善を行なってきたいわゆる改善のプロです。

そんな私が解説していきます。

TPMの心得 第1回

  1. 働きやすい職場にするために
  2. 合言葉は「ゼロ・ゼロ・ゼロ」
  3. 成功体験で成長を実感する
  4. サークルの主役はチームワーク
  5. 全員参加の改善体質をつくる

働きやすい職場にするために

TPM活動を通じて楽で安全に働ける職場に変えていくことができます。

1日の大半を職場で過ごします。その職場は働きやすいでしょうか?

「よく設備が故障する」、「チョコ停の復旧に時間を取られている」「不良の発生で生産が計画通りにいかない」といった設備での困り事がありませんか?

「やりにくい作業がある」「歩き回って効率的な気がしない」「重筋作業が多い」「2度手間や重複した作業でムダだと感じる」といったムリ・ムダ・ムラが多く困っていませんか?

「床が粉や油で汚れている」「設備に巻き込まれそうになることが多い」といった不安全な職場環境で困っていませんか?
 

このような「設備面」「作業面」「職場環境面」を解決するのがTPM活動です。

TPM活動でムリ・ムダ・ムラ、ロスを改善することで困りごとを改善していくと働きやすい職場に変化することができます。

モノを造る設備や環境を改善していくことで、困りごとの対処に追われる状況から解放されます。

仕事がラクになり、さらに改善が進むといった良い循環をTPMで実現しましょう。

合言葉は「ゼロ・ゼロ・ゼロ」

働きやすい職場とは「災害ゼロ」「不良ゼロ」「故障ゼロ」の職場です。

TPM活動の目標はこの「ゼロ・ゼロ・ゼロ」(ロスゼロ)の職場を目指すことです。

「ゼロ・ゼロ・ゼロ」(ロスゼロ)でない場合は「ケガをするかもしれない、、、。」「また設備故障するのかな、、、。」と常にプレッシャーを感じてしまいます。

これでは働きにくいですよね。

「ゼロ」(ロスゼロ)にするためには「減らす活動」と「防ぐ活動」が必要です。

「減らす活動」はすでに発生している不良や故障の要因を追求し、復元や改善を行うことで減らす活動です。

「防ぐ活動」とは不具合に気付ける管理を徹底することで不具合の発生を未然に防ぐ活動です。そしてこの防いでいる状態を維持管理してくことです。

現状から考えると夢物語のようだと感じる人も多いと思います。

「極限への追及」というチャレンジ精神と、「絶対にゼロにできる」という信念でコツコツ積み重ねて聞けば夢物語も夢ではなくなるのはTPM活動なのです。

成功体験で成長を実感する

TPM活動を継続的に続けていくには「やる気」(モチベーションを保つことが重要になってきます。

「やる気」(モチベーション)が高い人は前向きな気持ちで知識、技能、技術の向上に取り組むことができます。

「やる気」(モチベーション)を保つために重要なことが成功体験です。

「改善がうまくいった」「改善を認められた、褒められた」といった達成感の喜びが「やる気」となって次の改善への原動力となります。

このような成功体験を積み重ねるためには職場の雰囲気がとても重要です。

チームのリーダーや上司は活動の成果だけでなく過程にも注目してメンバーの功績をたたえることが重要です。

またメンバーも褒められたときに「いえいえ、、、」と謙遜することなく「チームで努力した結果が出て嬉しいです」と自己肯定を行うことも重要です。

TPM活動を通じて成功体験を積み重ね「成長を実感できる」職場にしていきましょう。

サークルの主役はチームワーク

働きにくさの問題は仕事そのものの中にありますが、日々の業務に追われて放置されています。

例えば「日常点検でのやりにくさ」などは仕事そのものを見直さなければ顕在化(表にでてくること)することはありません。

このことから、実際の仕事の問題解決は職場で働く自分たちが中心となって進めていく必要があります。

「自ら考え、改善を進めていこう」という主役感覚が活動の広がりにつながっていきます。

しかし、実際に問題化解決を行っていくと行き詰ることがあります。

そこで重要なのがチームワークです。

小集団活動の成果や盛り上がりは全員が役割を持ち、その役割を全うすチームワークにかかっているのです。

「数字に強い」「パソコンが得意」「改善のアイデアが豊富」など一人ひとりの能力を終結して何倍のもパワーを出すことができます。

働きやすい職場づくりは全員参加のチームで取り組みます。

全員参加の改善体質をつくる

全員参加とは作業者、管理監督者、トップ集団と全社のメンバーが参画している状態です。

それぞれが役割分担をし、改善活動と自主管理体制の実現を目指して活動に参画してこそ「改善のできる企業体質」が実現できます。

全員参加の状態を作るには「やる気」「やる腕」「やる場」が重要とされています。

「やる気」を出させるためには「失敗を否定しない環境」と「成功体験」が必要です。

つまり、「ダメもとでも挑戦していい環境があり、成功するまで続けられる」と思えることがが必要です。

「やる腕」とは、改善の手法やアイデアを具現化する技能・能力・ノウハウを身に着けることです。

「やる場」とは、役割を果たすべき場です。役割を果たすたにめに必要な時間の確保も必要です。

この「やる気」「やる腕」「やる場」が充実すると全員参加の状態を維持できます。

まとめ

記事のまとめです

  1. TPMの心得 第1回として
  2. 働きやすい職場にするために
  3. 合言葉は「ゼロ・ゼロ・ゼロ」
  4. 成功体験で成長を実感する
  5. サークルの主役はチームワーク
  6. 全員参加の改善体質をつくる

について解説しました。

TPM活動の心得はまだまだありますので数回にわけて続けいていきたいと思います。

活発なTPM活動になるよう、心得を全員で共有することも大切です。